監督メッセージ

真の野球の楽しさを掴むために

 
実質2年半の岐阜ボーイズでの活動期間。どのように自分と向き合い、どのように真の野球の楽しさを掴んでいくのか。
 
2年半という限られた、そして、皆に平等に与えられた時間のなかで、まずボーイズリーガーとして成長できるか否かは、野球に対する姿勢、つまり、明確な意志をもって野球に臨んでいるかどうかによって決まります。
 
選手たちに「野球が楽しい」と思ってもらえることほど監督として嬉しいことはありません。住まう地域も、通う学校も、すべて異なる仲間と切磋琢磨し、絆を深め、明るく充実した選手たちの成長の姿を見ることが指導者として何より望むところです。
 
ただ、真の「楽しさ」は、「楽(らく)」したり、「楽しい」だけでは得られません。明確な意志を持ち、上手くいかない苦しいことにも歯を食いしばって立ち向かい、日々やりきることを繰り返すことで得られるものが本物の「楽しさ」だと考えます。
 
野球が上手であることはそれほど大切なことではなく、野球が上手くなろうとする過程が大切と考える所以です。学業にも同じことが言えるのではないでしょうか。
 
その過程には、仲間がいて、家族がいて、そして指導者がいます。真剣にチャレンジする者には、必ず背中を押してくれる多くのサポートが付いてくるものです。そうした経験の積み重ねは次なる挑戦と成長につながり、自ずと「感謝」の念と、相手のことを想う「礼節」を育んでくれます。
 
岐阜ボーイズは、真の野球の楽しさをグランドで大いに感じ、仲間と学び、大きく成長していこうとする選手を指導者はじめ関係者全員でサポートし、ともに飛躍していきます。

2022年10月
岐阜ボーイズ監督 内山 幹生